猪熊:質疑応答がもしあれば、参加者の皆さんからお2人に何か質問したいことがあればお受けしたいと思いますがいかがでしょうか?
参加者さんどうぞ。お話いただいてもチャットでもどっちでも大丈夫です。
参加者:ありがとうございます。幸恵さんのお話で、派遣社員としてわらしべ長者型キャリアという風にキャリアアップしていくと決められて、そのあとどうやったら派遣からそんなすごいキャリアになるかなと思って、もうちょっと詳しくお聞きしたいです。
猪熊:幸恵さん、もう少し詳しくお聞きしたいですってことで、先ほど派遣社員で秘書的な業務をされていたときに上司の方がすごく人脈があって、でも人脈があったとしてもどんなことを発信されていたのか、もしくは仕事ですごい上司の方に認められていたのか、せっかく採用したのに自分の会社を辞めてまで他の人紹介するってなかなか言ってもらえないと思うんです。どうして次のキャリアが描けて、さらにまたメルカリというより幸恵さんが目標としている近いところにステップアップできたのか?より詳細なところってお聞きできたりしますか?
卜部:はい、ありがとうございます。そうですね、当時1社目というかファーストステップのところで派遣で働いていたときは、確かに「ステップアップしたい」みたいなことは常に口にはしていたかなという風に思います。
ごめんなさい、ちょっと話飛んじゃうんですけど、さっきのライフ曲線で振り切れてたときあるじゃないですか?どん底のときに誰かに相談したいんですけど、そんな同じ境遇の人なんかなかなかいないんで、なかなかいいアドバイスももらえないわけですよ。でもずっとツボの中にいるわけにもいかないしというので、 世にいる異人みたいな人たちって人生の中でめちゃくちゃ苦労してきてる人たちも多いんですよね。 そういうのとか色々読み漁って自分を少しでも上げようと思っていて、その中で多分松下幸之助さんだったと思うんですけど一旦パナソニック立ち上げてすごい成功された後に、仮に今これを全部取り上げられて1からリスタートしなきゃいけなかったとしても、絶対1から出直して今と同じものを築き上げる自信があるみたいなことをどこかで仰ってたのを聞いて「なるほど、私に足りなかった考えはそれだわ」ってすごい思ったんですよね。
猪熊:やっぱりポイントが男前ですね。
卜部:「何弱気になってんだ!」って自分に喝が入ったわけですよ。だからさっきもトイレ掃除からという風に言ったんですけど、別にいつからでも0から出直せばいいんだという風に思えたともあって、派遣で働いてるときでも絶対ここでは終わらせないというか、絶対少しでもきっかけを掴んでこの後自分のなりたいものに対して絶対に体能は上がっていくんだっていう思いでは働いていて、そういう思いって仕事にも出てくると思うんですよ。だから頼まれたものに関しては「もうやってくれてたの?ありがとう」と言われるようなレベルでちゃんと返していくというところを心がけていたのが、応援してもらえる力になったのかなっていう風に思いますね。シングルマザーって結構ネガティブに捉えられがちなんですけど、実際になってみて思うのはすごいみんな応援してくれるんですよ。だから学んで感じたのは、塞翁が馬じゃないですけど一見ネガティブに思えることもわからない。短期で見るとかわからないので、非常にポジティブに人生の中で働いていくっていうこともあるなと思っていて 。そういう思いでいたのいたのがよかったのかなという風に思っています。
2社目で上司から紹介してもらって人事コンサル事業の立ち上げをしていたんですけれども、ここも私は長いこと働くつもりは当時からそもそもなくて、ここでちゃんと成果を作って出会った人のご縁だったり、培った経験というのを元にして次に繋げていきたいなという思いでやっいてたという感じです。ちょっとお答えになってるのかわからないですけど。
猪熊:前職でもすごく活躍されていたと思うんですけど、そこからさらにメルカリに転職しようと思ったのは、何かきっかけはあったんですか?
卜部:はい、コンサルティングをやっていると他人の会社のことについていろいろ言う立場なんですけど、人事って人事制度を作って終わりじゃなくて、実際に作った制度をしっかり運用していくというところが大事になるんですよ。それで成功するもしないも変わるし、クライアントからそれだけお金もらっているのに、クライアントのためにならないものを作ってお金だけもらっているってすごく嫌で。でもちゃんと成功させるためには中まで入り込まなきゃいけない。でも中まで入り込もうと思うとそのお客さんに、私が入り込んで仕事する分のお金を払ってもらわなきゃいけないんですね。そういうジレンマがずっとあって、ちゃんと運用までやりたい、最後まで見届けたい、マネージャーの成長支援までなんならしたいみたいな気持ちが大きくなってしまって、事業会社の人事に入って自分でやっていくという経験をしないといけないなと思ったのがきっかけですね。ただ私も今の大阪でやりたいという気持ちもあったし、比呂子さんのお話も本当にそうだなと思っていたんですけど、東京でお受験とか家賃も高いし、いろんな面を見るとやっぱり地元の大阪で子供をもう少し大きくなるまで遊ばせたいという制約もあったので、そうするとかなり選択肢は絞られていて、フルリモートでやれるというのが1つ良かったかなと思います。
猪熊:キャリアアップしていくんですけど、キャリアアップしようということをすごく覚悟持って決めているというのもそうだと思いますし、それを実際に仕事の成果の中で評価できるぐらい、本当に自分に落とし込んで「キャリアップできたらいいな」ってふわっと思っているんじゃなくて、「絶対するんだぞ」っていう気概を持ってやっているからこそ、本当にわらしべ長者型のキャリアでまだまだもっと上がっていくと思います。幸恵さんの場合はこのようにキャリアを築かれてきてるのかなという風に話を聞いて思いました。参加者さんもご質問いただきましてありがとうございます。
猪熊:ではワークに移りたいと思います。今回はスリール株式会社というワークライフインターンと言って学生が子育て家庭にインターンするというのをやっている社会起業家みたいなソーシャルグッドな事業があるんです。友人の堀江敦子ちゃんという女性起業家がやっているんですが、スリール株式会社というところで両立不安白書というものを出しています。「両立不安白書」とgoogleとかyahooとかで入れていただけると、どういう風に女性たちがモヤモヤに悩んでいるのかというのを数字だったり、どういうところに悩むのかいうことをより詳しく書いてある白書が無料で公開されているので、ぜひ見ていただければと思います。
その中のモヤモヤ女子4タイプ診断というのがありまして、それをスリールの方に許可を取って、今日はそれを使ったワークをしていきたいと思っています。URLをチャットの方に貼りますが1分ぐらいでできます。4タイプどれかに分かれるはずですので、皆さんにはどれになりそうかというのを1回やっていただきたいと思います。その後少し解説を入れて10分ぐらいワークをする時間を取りたいと思いますので、先に4タイプ診断をやってみていただいてもよろしいでしょうか。
《モヤモヤ女子4タイプ診断中》
猪熊:では4タイプがどんなものかを説明しながら、まだちょっとできてない方もゆっくり診断していただきながら、聞いていただければと思います。
モヤモヤ女子って4つのタイプに分かれるんですね。タイプ1はプライベート充実タイプで仕事も子育てもマイペースにしたい。タイプ2は仕事も子育ても認められたい調和主義タイプ。雅子さんはバリキャリなんですね。タイプ3はやりたいことを諦めたくないバリキャリタイプ。タイプ4は環境がないなら自分で作ってしまえチェンジメーカータイプ。私はタイプ4のチェンジメーカータイプになりました。
少しだけ解説をしていくと、まずタイプ1は1番真面目でマイペースな方が割とこれになることが多いんですけれども、仕事も子育てもマイペースにプライベートをちゃんと充実させながらやっていきたい。そういう女性たちにとっての1番のモヤモヤというのは、仕事も大切なんだけど、プライベートがおざなりになると結構モヤモヤしがちですね。プライベートの時間がちゃんと取れてるのかとか、取りながら働き続けられるのかな今の会社でとか、今の仕事でてとかが結構気になるタイプなのかなという風に思いました。
モヤモヤがずっと続くとやっぱりライププランが実現できる会社じゃないと転職してしまおうって転職することもありますし、コツコツ仕事を続ける基盤を支える存在ってことで今言われているようなワークライバランスみたいなものを結構大事にするというような価値観だったり、マイペースさというのがタイプ2によく似てるように感じるかもしれないんですけれども、マイペースに自分が大切にしたいものを大切にしたいとか、自分の満足できるようにしたいみたいなところに結構価値を置いてるのがタイプ1です。
タイプ2の方は同じように仕事も子育ても認められたい調和主義タイプということで、 仕事と子育てのバランスを取りたいというのは一緒なんですけれども、1番大事にしてるのが調和だったりとか承認だったりするので、結構モヤモヤしてるのは仕事も育児も家事もしっかりやりながらパートナーも応援したいけど、自分にできるのかなってことで、タイプ1の人って自分のマイペースに主軸があるんですけど、タイプ2の人って周りの人とか自分じゃない誰かとの調和というのを大事にしています。モヤモヤが続くと人の役に立ちたいっていう気持ちが強いので、両立生活で周りに迷惑をかけるかなと思ったら転職しちゃう。今の働き方だとちょっと旦那さんが怒っちゃうかなとか、無理させてるかなっていう風に思うと転職しちゃう。そういうようなタイプの人ですね。
タイプ3のバリキャリタイプの人っていわゆるバリキャリとかキャリアウーマンというのも結構近いと思うんですけれども、キャリアというよりはやりたいことを諦めたくない気持ちが強いのがタイプ3かなと思っています。仕事でもちゃんとやりがいがあるものに充実感を持ちたいし、例えば子供が欲しいとか子供を大事にしたいということもやりたいことに含まれるのであれば、そういったことも遠慮せずにちゃんと追求したいと考えてるようなタイプですね。例えば子供が欲しいと思っていると仕事を手抜きできない中で、この会社でこのまま自分が結婚して子供が産めるんだろうかという風に思って、それがやっぱりできないと転職してしまったり。仕事でも活躍しながらキャリアを優先にする方が多いので、プライベートとのバランスとか、プライベートが自分の望み通りに行くのかというとこで悩むことが多いタイプの方かなと思います。
タイプ4が環境がないなら作ってしまうチェンジメーカータイプというので私はこれだったんですけど、仕事もプライベートも思いっきり充実させるために環境を変えていきたいということで、私も割とそうなんですけども、いつ誰と結婚しようが、妊娠・出産しようが、自分のやりたいことができるような環境を作っていこうと思って前々から準備するタイプなんですね。そのために自分の名前で仕事ができるようにしておこうとか、そのために成果を出しておこうっていう考えるタイプなので、環境がなくても自分で環境を作っていこうとしたり、今の働いている会社、もし会社員でお勤めをしているのであれば会社の中で自分が気持ちよく働けるような環境を上司とか周りの人に提案して、改善して作っていこうとするタイプというのがタイプ4になっていきます。
実際結果を見て納得という方もいらっしゃるかもしれないですし、説明でいくと1になったけどもしかしたらタイプ2っぽいなということもあるかもしれないので、モヤモヤ女子の4タイプを説明してみました。
今4タイプ診断をやっていただいたんですけれども、タイプがわかっただけだと自分の中のモヤモヤがなんなのかということがなかなか具体的にわからず言語化できないっていうところがあると思うので、もう少しそれを深掘っていきたいっていう風に思まいす。 質問は大きく3つあります。雅子さんがgoogleスライドとかPDFも用意してくださってるので、パソコンでできる方はそちらで編集してもらってもいいですし、スライドの中に書き込むのは難しいという方は白い紙とかノートとか携帯のメモとかでもいいので、この質問について見ていただきたいと思います。
3つの質問があるんですけど、1つ目は4タイプを説明した中で診断結果が合っているものでも違っているものでもいいです。1番共感できるなと思ったものにチェックをするなり書いておいてもらって、感じたことをそちらに書いていただきたいです。 2つ目に「ズバリ今の生活満足度は?」ということで、今現在自分がどれぐらい今の働き方、暮らし方、ライフスタイルに満足しているのか点数をつけていただいて、その理由を書いていただきたいんですね。3つ目に「どんなモヤモヤがある?」ということで、仕事、プライベート、将来のことなど今皆さんが感じているモヤモヤがあればそれを書いていただくようなワークをしたいと思います。 今回は誰かとシェアしたりしないのでご自身の中のものとしてだけ考えていただければと思うんですけれども、これを書く時間を10分ぐらい取りたいと思いますので、3時35分ぐらいまでこのモヤモヤはきだしのワークをしていただければと思います。その時間にお手洗いや休憩をしていただいたりとか、お飲み物を取ってきていただいたりしても構いませんので35分までお時間を取ります。
《ワークタイム》
猪熊:もう少しお時間欲しいって方いらっしゃいますか?大丈夫そうですか、ありがとうございます。ちょっとお時間短かったかもしれないんですけれども、参加者さんから「書いたらすっきりしました」ってコメントをいただいてます。ありがとうございます。
このモヤモヤの正体が何かわからないときが1番苦しいというか気持ち悪い感じがあると思うので、1個1個整理して考えていったり、何が満たされていて何が満たされていないのか、それは仕事のことなのかプライベートのことなのか、今のことなのか過去のこと将来のこととか、そういったことを少し具体的に振り返っていくとスッキリするところもあると思いますし、次のアクションが見つかるっていうこともあるかなということで、今回はスリールさんと協力してこのワークをさせていただきました。皆さんご協力いただきましてありがとうございます。
猪熊:ではワークショップは一旦これぐらいで、残りはフリーディスカッションのお時間も少し設けています。何か質問だったり喋りたいこととか、もし参加者の皆さんからあればお受けしますし、なければ勝手に私が進行してお2人ともうちょっと喋りたいと思いますけれども。皆さんいかがでしょうか?
青山:さっきのワークの感想をシェアできる範囲で聞いてみたいです。
猪熊:ワークをシェアしてもいいよっている人いたりしますか?どうでしょう皆さん、恥ずかしいですかね。参加者さん、シェアできますか?
参加者:できます。モヤモヤワーク3番の仕事のことなんですけど、一般職として入社したんですけど、このまま一般職でいいのかとか、給料増えないしキャリアアップもしないしっていうことで悩んでます。
猪熊:元々就職活動のときは一般職だけで探していましたか?総合職も含めて探していましたか?
参加者:長時間労働とか転勤が嫌だったので一般職でずっと探していました。
猪熊:うんうん。結構そういう女性たちが多くて、特に転勤はなるべくしたくない。でも総合職だと転勤になってしまう会社が多いので一般職で探すという方も多いですし、最近若い人の中では男性もあんまり転勤したくないので一般職で探す人も増えてるみたいなんですね。一般職か総合職かというのももちろんどちらも良し悪しというのはあると思うので、まずは今のお仕事で満足してるかどうかというのはあると思うんですけど、まだまだ参加者さんはお若いと思うのでこれからの将来を考えたときにもっとこういう能力をつけていきたいなとか、もしくはお給料上げていきたいなという風に思ったりするときに転職するというのも1つの道としてあると思います。 一般職か総合職かもすごく悩むポイントですし、非正規雇用か正規雇用もすごく悩みポイントですし、あと雇用されるのか起業するのか、こういう分岐点でたくさん悩んでいる女性たちがいる中で、今のお仕事は結構満足してる感じですか?楽しいと思えていますか?
参加者:全然楽しくはないです。条件に合うからこの仕事です。
猪熊:そうするとやっぱり何のために働くのかというところになってくるのかなと思うんですよね。さっきの診断内容の中でもあったと思うんですけど、仕事の内容を重視して自分のやりたい仕事じゃないと嫌だという人もいますし、仕事というのは基本的にはお給料がもらえるために我慢してするものだから、例えば自分がやりたいこととかすごい楽しいことじゃなくても割り切ってやるという人もいますし。でももし割り切ってやるという価値観だった場合にもしお給料を上げていきたいんであれば、また別の条件で別の仕事を探すとか、そのためにはさっきの母里さんの話にあったように営業力を身につけるとかなのか、どういうスキルや資格を身につけていけばより次のステップにいきやすいかというのを急にはできないので少し準備してもいいのかなと思いました。
人事の幸恵さんはどうですか?今一般職ですけどこのままだとキャリアアップできないかもしれないし、今の仕事はすごく楽しいわけでもないので悩んでいます。
卜部:今興味あることとかおありなんですか?
参加者:興味あることでも仕事にできそうにもないというか。福利厚生とか会社の制度が充実してる会社に入りたいという思いが強いです。
卜部:なるほど、どういう福利厚生とか制度があるといいですか?
参加者:転勤はなくて長時間労働もなくて、プライベートと仕事のオンオフが切り替えができてる人ばっかりで、フレックスタイム制とか自分で働く時間を決められたり。毎日定時で出社してというんじゃなくてフルリモートとか、自分で主体的に働く時間とか働く場所を決められた方がいいなと思っています。
卜部:なるほど。そういう会社も今結構増えてきているのかなと思っていて、私が働いてる会社もフルフレックスでフルリモートだしユアチョイス。あなたのチョイスだからあなたが決めてくださいっていう思想に従ってやっています。結構増えてきてるのがトレンドとしてはあると思っています。そういう企業の特徴として1つ思うのは、自由と責任って表裏一体なので、すごい自由なんだけどその中でどう自分を律してやっていくのかというか、自由なんだけどその分成果しっかり求められてくるみたいなところで表裏一体にはなりがちかなと思うので、そこは選択なのかなと思いますね。そうやって責任がついてきてもいいから自由を求めたいとか、あるいは結構守られてる日本企業ってあんまり自由はないんだけどすっごい雇用が守られているので、成果に関してもある程度年功序列で上がっていけるみたいなところがあると思うので、そこはご自身のご趣向にあったところを選ぶといいのかなと思ったりはしますけどね。
参加者:ありがとうございます。
猪熊:ありがとうございます。比呂子さんは一般職か総合職か、もし一般職にいてキャリアできないけどいいのかなと悩んでいる参加者さんにアドバイスありますか?
母里:副業ができる会社ですか?
参加者:いえ、できないです。
母里:副業ができない会社であればさっきの卜部さんみたいにそういう会社を探すというのもありかなと思います。
猪熊:特に若い人含めて自由に働きたいという人側はすごい増えてる気がしていて、日本全体を見るとその受け皿となる会社が増えては来ているけど、全体の母数から見るとまだ少ないんだと思うんですよね。ということはめっちゃ競争率が高いってことなんですよ。やっぱりその会社に欲しいと思ってもらえる人材じゃないとそういう柔軟な働き方を手にできないという時代になっている。もうちょっと時間が経つと受け皿となる会社も多分増えてきて、自由に働きたい人と自由に働ける会社がもっとマッチングできると思うんですけど、今って多分すごい競争率が高いと思うのでやっぱり何かしらその仕事の能力や資格だったり、もしかしたら幸恵さんみたいに英語力なのかもしれないし、人事のスペシャリストになるとか、営業のスペシャリストになるとか、企画のスペシャリストになるみたいな。いわゆる転職市場といわれる市場の中の市場価値が高まる働き方というのを意識して働いている人たちがたくさんいるので、もしかするとそんな視点で自分が身につけるべき能力、実力、仕事に対する姿勢というのを考えてもいいのかなと思いました。
参加者:ありがとうございます。
猪熊:ありがとうございます。他の参加者さんも手を挙げていただいてありがとうございます。何か質問だったり、お話したいことがあればお願いします。
参加者:ありがとうございます。ちょっと先ほどのワークを共有できるんですけどしてもいいですか?
猪熊:ぜひお願いします。Googleスライドに書いていただいてありがとうございます。
参加者:私が相談したいというかお話したいところなんですけど、今の満足度から言うと80%ぐらいあって、今普通に一会社員としてやっているんですけど、会社の中で社内起業家的な立場で別の一般社団法人で教育機関を持っていて、そこの立ち上げに携わらせていただいてまして自分が理事になってやっている段階なんですけど、そういう状況で先ほど比呂子さんにも子育てと起業というので質問させていただきました。やっぱり起業とか新しいことを始めるとなると家庭と仕事との線引が本当にできないなってなっていて、私自身今本当に暇さえあれば仕事のことを考えてしまうんです。
猪熊:バリキャリタイプですね。
参加者:夫は今家事とかだいぶ協力的にしてくれてはいるんですけど、皆さんは限られた時間の中、仕事と子育ての両削りみたいな状況の中でどう両立させているのかなというのがすごく気になります。
猪熊:仕事と子育てのバランスだったり、もしくはそのパートナーとの話し合いだったり協力だったりというとこですかね。
参加者:そうです。
猪熊:比呂子さんはオフレコかもしれないですけど、色々葛藤があったかと思いますがどうですか?
母里:そうです。私はまさにすごい悩んでたんですけど1番初めにやったのは、時間が30分刻みたいに書いてある手帳に、子供が何するかとか自分の仕事をここまでに終わらせるtodoリストみたいなのを全部作って、それをどんどんやっていくみたいな。時間がかかったら次の日に回してみたいなことをはじめはやっていて、それでも自分ができないと私は溜め込んでしまうタイプで溜め込んだときにぶち切れるみたいな。夫に「私はこんな風にこんな生活してて、全部1人でやってて」みたいなことを全部夫に話してめちゃめちゃ泣きながら訴えるみたいな形で、それでも彼は変わらなかったので求めないという選択肢にしたんですよね。じゃあどうしたらこれがうまく子育てと仕事の両立ができるのかで、自分の仕事もどうしたら自分が設定する目標達成をするのかみたいなところで、いつも全部書き出してそれを全部潰してくみたいなことをずっとしてましたね。
相手に求めてしまうとやっぱりすごいイライラしてしまうし私ももっとこうしたいという気持ちがすごくあって。正直夫は自由じゃないですか。正直とかいうのあれなんですけど、今回の4月から東京なんですけど、一緒に頑張ろうよみたいな話をしてたのにうちの夫は「もう俺はこれ頑張りたいから」みたいな形で勝手に決めちゃうんですよ。だから頑張れって思っている反面、じゃあこれは全部私に来るんだという難しさも自分の中でわかっていて、でももう喧嘩してもキリがないので、もう自分が絶対やってやるという覚悟に切り替える。
猪熊:切り替えですね。
母里:切り替えできる方法を常に考えて、またストレスが溜まったらぶつかりはするんですけど、常にできない理由を考えるとキリがないので、自分の中で解決策としてできる方法にシフトチェンジしてやっていってます。
猪熊:もしかしたら参加者さんはすごい美しくやろうとしてるのかなとちょっと思ってて、比呂子ちゃん見てると破茶滅茶なんですよ。割とサザエさんみたいな感じでずっとドタドタしてて、パンクするといろんなところに電話かかってくるんです。私とかファウンダーのクララとかに電話かかってきて。
母里:そうですね、それだ!
猪熊:それくらい頼っていいし美しくやろうとしなくていいのかなと思っています。人生の中で仕事も超忙しくて子育てもすごい手がかかる時期って人生の中で見ると本当数年なんですね。でも今がもちろん1番大変。でも綺麗にやりこなそうとすると苦しくなっちゃうし、できてないことばっかり目についてしまう。私は仕事でもあれができてないし、子育てもこれができてなくて、なんか全部中途半端にしてしまってないかって思っちゃうので、かっこ悪いぐらいドタバタしながら走っててもいいのかもって比呂子ちゃんを見ててちょっと思います。
参加者:ありがとうございます。
母里:そうそう、なんかインスタとかだと綺麗な面しか見せてなかったりするんですけど基本的にはいつもドタバタしてて、できないことをできないって言って真理子さんだったり本当に周りの仲の良い自分が信頼してる人にうわあって吐き出して、まいっかみたいな勝手に納得って思ってやっている。あと完璧主義になるとしんどいので、完璧に自分はできない人である、それが自分だって思ってできることだけをやっていくっていう。
猪熊:完璧主義じゃない自分を自分自身が受け入れられるかというのはすごく大変なことですけど、その1番その大変な凝縮された人生のこの数年の時期にはすごく大事なことかもしれないですね。 幸恵さんもすっごい頷いてくださってましたけれどもどうですか?
卜部:参加者さんの悩みはまさに私もすごい毎日悩んでます。悩んでるけど悩んだときにはいつも本当に大事なことしか考えないようにしてますね。私にとって大事なのは子供の心のことと自分のキャリアのことだから、家が多少綺麗じゃないとか、夜ご飯に一汁三菜出せないですみたいな。 私カナダに住んでたんですけど、カナダのママとかみんな働いてるんですけど夜ご飯が超適当なんですよ。冷凍のシャケと冷凍のブロッコリーと冷凍のグリンピースと冷凍のマッシュポテトを電子レンジでチンしてワンプレートで出してるんですね。「今日もなんか料理したわ」とかって言ってるんですよ。まあ世界もそんなもんだから日本のママもそんな頑張らなくていいんだわっていう風に自分で思い直すようにしています。
だからfacebookで呪いって書いてたんですけど、自分がどういう呪いにかかっているかというのをある程度自覚をして、 自分で思い描いてる理想と現実のギャップがあるから多分そこでモヤモヤすると思うんですけど、そもそもこの自分が描いてる理想って本当にそうなんだっけというのをふっと立ち止まるようにしていて、そうじゃない本当に大事なところだけ今はやれればいいやって思い直すようにしています。
参加者:ありがとうございます。カナダのお話はすごい勇気もらえます。
猪熊:今文明の利器がたくさんあるんでね。冷凍でも作り置きでもいいし、あとiPadをずっと見せてても構わないし、iPadを見せてないと家事が回んないときなんか死ぬほどあるんでいいんですよ。やっぱり自分自身の緩め方もあるし、もしくはパートナーが見たときにちゃんとしたもの食べさしてよとか、iPadばっかり見せないでよとかって、パートナー側でこうしてほしいって気持ちがあるかもしれないですけど、その場合は話し合いをするとかルールを決めるとかもすごい大事だなと思っていて。夫婦で子育てとしてこれだけは大事にしようね、でもここからすごいもうパンクしちゃうからできないから許してよねっていうこととかをちゃんと話し合っておくとかルール決めておくとかすごい大事で、子育てに何も介入してこない人だったらいいんですけどね。手伝わないけどこうしてほしいっていうそれこそ期待だけが向こうから飛んでくるっていう呪いもあったりするんで、そこはやっぱり結婚したからといって最初から価値観が全部一緒なわけではないので、夫婦として歩んでいく中で時間をかけて調整していくしかないかなと思います。やっぱり自分自身が自分自身を緩める、許してあげることが大切なのかなと思います。ありがとうございます。大丈夫そうでしょうか?
参加者:ありがとうございました。
猪熊:ありがとうございます。フリーディスカッションはこんな感じですかね。
青山:ちなみに質問ではないですけど、今チャット欄に投稿していただいてるコメントで「ワークをやってみて自分は将来の不安が強いのがわかりました。特に体力仕事なので仕事を続けられるかが不安なんだと思います。仕事もブラックなので時間がなくて、両立が辛いです」ということで、これ私めちゃめちゃわかるよなと思うんですけど、これに関してぜひ幸恵さん、比呂子さんから一言ずつもらえたらなと思いますがいかがでしょうか?
卜部:うん、確かに不安ですよね。そういう意味のところで言うとCAの方々は多分そういう不安がある程度あったのかなと思うんですけど、CAの皆さんってどうしていかれるんですかね?結構体力仕事だと思うんですけど、比呂子さんどうですか?
母里:体力仕事ですね。それこそ私自身も体調崩してしまって。私の場合はハワイのフライドだと深夜働くことが多かったので、それで子宮系が弱くなってしまったりホルモンバランスを崩したりすることが実際あって、楽しいけど体がついていかないというのは正直あって、体を崩すとめちゃめちゃ不安になるんですよね。いつまで続けられるのかなという不安があるときに私が何をしたかというと資格を取ったんですよね。資格を取って、例えばもし今の仕事がダメになったとしてもこっちの分野が楽しいからこっちでも活躍できる自分にしておこうかなと。ちょうどアロマとかすごい自分の中でハマっていて、自分が大変だからアロマとかで自分がリラックスして自分の体調を整えるみたいなことを当時していました。今でも趣味でアロマを炊いたりはしてるんですけど、そういう資格を取ってもしものためにこういう未来を作っておこうということだったり、あとは本当に体力の不安というか倒産したんで不安でしかなかったんですよね。そのときにめちゃめちゃいろんな職業を調べたり、自分だったらどんなところに転職できるのかなって会社を探したり調べたりとか、ノートを作ってやってました。
猪熊:転職する・仕事を変えるって言ってもやっぱりすぐにできないので、絶対種巻き期間、 準備期間って必要だと思うんですよね。だから体を壊しちゃうとそこから先動けなくなっちゃうから、体をす前にもしかしたら今の働き方・仕事がずっとは続けられないかもと思っていたら、 将来のための種まきとして他の業界を見てみる、他の会社を見てみる、他の分野を見てみる。そっちがいいなと思っても今すぐ自分がいけないのであれば、そっちに動けるような何か学びの機会を取ったり資格を取るというのがすごく大事なのかと思いました。ありがとうございます。
参加者:わかりました。
猪熊:ありがとうございます。
青山:ありがとうございます。ということで今回結構たくさん質問も出ましたし、皆さんありがとうございました。最後に今回の教授の母里比呂子さん、卜部幸恵さんに大きな拍手を送っていただけたらなと思います。本日は3連休最終日のお昼間のお時間にご参加いただきまして本当にありがとうございました。これで終了とさせていただきます。転換期のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!!
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