*開催レポート*女子未来大学 想いを磨き実現する学部『世界に誇るMade in Japanブランド「Factelier(ファクトリエ)」ができるまで』を開講いたしました!

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今回は、“日本の工場から、世界一流のブランドを作る”という想いで日本初のファクトリーブランド「ファクトリエ」を立ち上げた山田敏夫社長を女子未来大学の教授にお迎えし、

アパレル工場直結で高品質な商品を市場の3分の1程度の価格で提供する
「Factelier(ファクトリエ)ができるまでのストーリー」「ものづくりとは」「地域の素材・技術を活かした地方創生」など
山田社長の経験や想いをたっぷり語って頂きました。

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■Factelier(ファクトリエ)が出来るまで

「日本の工場から、世界一流のブランドを作る!」という想いのもと、29歳の時に山田社長が立ち上げたのがファクトリエの始まりでした。

ファクトリエは、最高峰の技術を誇る日本の工場と協力して、数々の商品を製作しているアパレルブランドです。年々、Made in Japanの工場の数が減少しつつあるなかで、ファクトリエでは、結果的に工場自体が利益体質になることを望んでいるため、パートナーの工場の方に商品の値段を決めてもらうというスタイルでビジネスを行っています。最初は、小さな規模だったファクトリエの取り組みも、今では様々なメディアや経済産業省などからも注目されるようなビジネスとなりました。

本当にこだわった最高峰の商品を作っている、ファクトリエの商品が届くまでにはいくつかの条件があります。アパレルの通常のECサイトの常識を打ち破るような条件も。

① 送料をいただくこと 
②返品不可
③1週間の配送期間をいただく

本当に商品に自信があるからこそ、出来るこのしくみ。実際に購入される方も、普段は百貨店等の高品質なお洋服を選んでいる方が多いそうです。


「ものづくりからしかブランドは生まれない。」

これは、山田社長が20歳の時にパリのグッチで働いているときに感じたこと。この想いを胸に起業をされたそうです。現在では、沢山のVIPやお客様に愛されているファクトリエの商品ですが、起業当初は試行錯誤の繰り返しだったそうです。
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クラウドファウンディングで100万円を集め、商品を作った山田社長。
最初は全く売れず、青山の社内には在庫の山。全く売れない毎日。
困った山田社長は、アポ電リストを作成しホテルやタクシー会社などブラウスを着用する会社に電話をかけまくったとのこと。
そして、100件かけると13件のアポがとれ、そこで着こなしセミナーを行い・・・。苦労しながらも泥臭く、前を向いて仕事に打ち込んだ結果、目標の枚数を販売することが出来たそうです。

この時、山田社長が「純度と熱量には自信がある。沸点を超えることで、夢中になり、どんなことでも頑張ることが出来る」と情熱的にお話されている姿が印象的でした。

この授業を通じて感じたことの一つに「共感の連鎖」の可能性は無限大ということがありました。

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ファクトリエを始めたころ、社員は山田社長のみ。一人でマーケティング・広報・営業・MD・・・。とあまりにも多くの仕事に手が回らない状態になってた時、SNSなどを見て山田社長の想いに共感した人々が集まり、ボランティアとしてファクトリエを手伝う人々が集まるという奇跡が起きたのです。ボランティアとして集まった人々は、普段は普通の会社員として働いている方々。また、仲間が集まっただけではありません。お客様・応援者も徐々に集まってきました。

ファクトリエのお客様には株式会社虎屋の黒川社長、エルメス・ジャパンの元社長等著名な方々が多くいらっしゃいます。そんな方々に愛用されているって、すごいですよね?

しかし、もともと山田社長は人脈ゼロからのスタートでした。お客様になって頂きたい方、商品を知って頂きたい方には、直筆で手紙を送る。返信が来なければ、書き方を変えてまた手紙を送るということからはじめられていたそうです。

この体験から、山田社長は「会えない人はいない。夢が叶うまで妄想し続けること」を学んだそうです。自分の想いを叶えるには、自分を信じ行動し続けることが大切だと感じました。

■地方創生についてのお話

「あなたの故郷はどこですか?」女子未来大学の受講生に問いかけた山田社長。過疎化が進み、消えゆく町があることをご存知でしょうか?
過疎化が進む街の中に、世界に誇る技術を持った世界ブランドを創っている工場がいくつも存在します。山田社長は3年間で400以上の工場をまわり、創り手が誇りに思うと同時に工場が利益体質になれるように意識してお仕事をしているそうです。具体的には、ファクトリエは工場や地方の名前が付いたブランドの商品を取り扱っており、商品と共に工場からの手紙が届くようになっています。自分たちの街から世界に誇るブランドを創っているという事を誇りに想い、街自体に活気を取り戻すきっかけづくりをしていきたいとおっしゃっていました。また、工場ツアーを実施し。お客様と創り手の交流の機会をつくる取り組みもされているようです。

■これからのこと
現在は、世界100か国以上の国からお問い合わせがあり、年々大きく成長しているファクトリエ。2020年の東京オリンピックに向けて、日本代表のユニフォームを作ることを目標に日々尽力されているとのことでした。日本から世界に誇るファクトリエは様々な「想い」を大切にする、素敵なブランドだということを感じました。
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今回は参加者の方からも、たくさんご質問いただきました。経営者として、ものづくりに関わる人として、地方活性の仕掛人として、色々な方向からの質問に一つひとつ丁寧に答える山田社長。懇親会でも山田社長の周りには常に人が集まるなど、早速、山田社長やファクトリエのファンになった人も多かったようです。
平日夜の開催にも関わらず、仕事帰りに飛び入りで参加する方など、今回も沢山の方にご参加頂きました。改めて、ご参加頂いた皆さん、また会場を提供してくださったファクトリエの皆様、ありがとうございました。(Reported by岡本紗依)